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「とよなか子育て応援団」の店舗登録制度を開始

入口の自動ドアに「とよなか子育て応援団」のステッカーを張る笹部書 店の笹部店長

 豊中市は店舗を、「とよなか子育て応援団」として登録する制度を開始した。子育て中の保護者などが子どもと一緒に外出しやすいように、子育てに配慮したサービスを行う店舗を示す制度。
 登録条件は、授乳スペースやおむつの交換台を設けたり、粉ミルク用の湯を無料で提供したりするなど、子育てを支援する取組みを実施していること。登録店舗には、市のキャラクター・マチカネくんが赤ちゃんを背中におぶるなど子育てをしているイラストが描かれたステッカーが貼り出される。スーパーや書店、カフェなどこれまでに78店舗が登録している。
 市はこれまで、子育て中の保護者が安心して外出できるように、授乳スペースや乳幼児の遊び場を提供できるこども園や民間保育所などの施設を「赤ちゃんの駅」として開放するなど、子育ち・子育て環境の整備に取り組んでいる。2013年度に実施した「子育ち・子育て支援に関するニーズ等調査」では、「小さな子どもとの食事に配慮された場所が少ない」「買い物などの合間に子どもを遊ばせる場所がない」と感じる人の割合が多かった。
一方で、市内には子育て世帯に配慮している店舗が多くあることから、市はそうした店舗を対象に「とよなか子育て応援団」として登録、まち中での子育てをサポートしてもらう制度を設けた。応援団の登録店舗や子育て支援情報を掲載した冊子を3月に発行し、地域子育て支援センターやこども園などに配布する予定。
 応援団に登録した笹部書店(笹部勝彦店長、新千里西町)を利用した、子育て中の荒岡玲奈さんは「登録制度ができたことで、子育てサービスをしているお店を知るきっかけになりました。子育て中でも安心してお出掛けできます」と話して いた。
 市こども政策課は「これから登録店舗をもっと増やしていきたい。このまちみんなで子育てを応援していることを知ってもらい、子育て中でも安心して外出してほしい」と話している。
=情報提供・豊中市(梶川伸)2016.02.07

更新日時 2016/02/07


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