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マチカネワニ化石を動画で紹介

動画は11月16日に開催されたマチカネワニサミットの会場でも披露された

 豊中市はPR動画「奇跡の古代ワニ・マチカネワニ化石」を制作した。大阪大学豊中キャンパス(豊中市待兼山町)でマチカネワニ化石が発見されて、今年が50年にあたることから、マチカネワニの学術的価値の高さや、今も残る謎について紹介している。
 動画は大阪大学総合学術博物館・招へい教授の江口太郎さんの監修で、コンピューターグラフィックスやカメラクレーンで撮影した映像を活用し、年齢を問わず楽しめる内容となっている。制作した市広報広聴課は「この動画を見てもらうことでマチカネワニはもちろん、マチカネワニをモデルとした豊中市のキャラクター・マチカネくんにも愛着と親しみを持ってもらえればうれしい」と話している。動画は市ホームページで閲覧可能。問合せは豊中市広報広聴課06-6858-2928。
 マチカネワニの化石は1964年5月、大阪大学の建築現場で発見された。日本に野生のワニがいないとされていた従来の学説を覆す大発見だった。発見50周年の2014年10月には、国の登録記念物に指定されるなど、改めて注目が集まっている。
 動画は11分のロングバージョンと2分のショートバージョンの2種類。ロングバージョンでは、マチカネワニ化石がほぼ完全な形で発掘されたため、ワニの化石の基準となるタイプ標本になっていることなど化石の価値の高さや、発見から50年経った今でも世界の研究者が研究している先祖と子孫の謎についても紹介している。
 ショートバージョンは映画の予告編のような仕立てで、化石の学術的価値の高さや市のキャラクター・マチカネくんのモデルであることなどを、迫力ある映像で端的に紹介している。=情報提供・豊中市(梶川伸)2014.11.18

マチカネワニ マチカネくん

更新日時 2014/11/22


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