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空港・就航都市の街から⑦ 長崎県

国内現存最古の教会堂である大浦天主堂は、ステンドグラスの美しさで知られる

 大阪空港から1時間15分、長崎空港は大村湾に浮かぶ箕島(大村市)にある。1975年、世界初の海上空港として開業した。長崎市内へは車で約40分、佐世保市内へは約70分で着く。諫早や島原など各方面へのバスや、ハウステンボスへの連絡船も空港から出ている。
 長崎らしい観光スポットとしては、「長崎の教会群」があげられる。1550年、フランシスコ・ザビエルが平戸で布教を始めて以来、キリスト教は長崎地域に広がっていった。江戸時代に禁教、弾圧がありながらも、信仰を変えなかった人々は今も生きつづけている。長崎県内には130を超える教会堂がある。長崎県はこれら教会群とキリスト教関連遺産の世界遺産登録を目指している。
 長崎のグルメは数多く、ブランド牛「長崎牛」、ちゃんぽん、ハンバーガーなど多岐に渡っている。米海軍の影響を受けたボリュームのある「佐世保バーガー」や、明治時代に中国人留学生のために作られたという「長崎ちゃんぽん」などが有名。最近は、牛乳と卵をベースにした飲み物「ミルクセーキ」、トンカツ、ピラフ、スパゲティーがひとつの皿に乗った「トルコライス」なども人気を呼んでいる。(早川方子)

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