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空港・就航都市の街から⑨ 青森県三沢市

搭乗客を見送るふくまるちゃんとマチカネくん

 大阪空港で3月31日、日本航空の大阪(伊丹)―三沢(青森県)線と、松山線、函館(北海道)線の3路線の開設記念式典が開かれた。式典には小西禎一・大阪府副知事や吉本知之・兵庫県副知事らが出席し、豊中市のキャラクター、マチカネくんや池田市のふくまるちゃんらも参加して、初便の搭乗客らを見送った。
 三沢空港と大阪空港を結ぶ便は、運行していた日本航空の経営破たんに伴う路線整理で、2010年10月から運休していた。三沢空港は青森県三沢市にあり、むつ市など近隣都市への玄関口でもある。三沢市の特産品としては、三沢漁港に揚がるホッキ貝、イカなどが有名で、そのほかにもゴボウ、ナガイモ、ニンニクなどが知られている。路線再開で利便性が高まったことから、大震災後の東北へのビジネス、観光客の誘致に期待が高まっている。
 三沢線の初便は76席が満席。八戸市から大阪に観光に来て、初便で帰るという差波俊雄さん、悦子さん夫婦は「これで青森県内を移動するより大阪の方が近くなった。大阪の人もぜひ青森に遊びにきてください」と話していた。(早川方子)

更新日時 2013/04/08


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