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五月山動物園にウォンバットの骨格標本お目見え

 池田市立五月山動物園(綾羽2)内にある展示ギャラリーに、日本初のウォンバット繁殖例で、昨年12月に死亡した同園のウォンバット「サツキ」の骨格標本がこのほど、お目見えした。

 大阪市立自然史博物館を拠点に活動している標本制作チーム「なにわホネホネ団」団長の西澤真樹子さんが標本作りを務めた。子どもたちでも目の前で楽しみながら学んでもらえるよう、洗浄作業や組み立て、仕上げの行程を一般公開し、完成させた。

 西澤さんは「生前のサツキを良く知るファンの方がご覧になって、不快に思われないかと心配もありましたが、皆さんから『大切な取り組みですね』と言っていただき、とても勇気づけられました。サツキの標本を通して、ウォンバットの魅力や命の不思議を知ってほしい」と話していた。

 ギャラリーはうさぎやモルモットなどと触れ合えられる「ふれあい広場」の2階に設置。同園で飼育していたウォンバット「ティア」「アヤハ」のはく製や羊・鹿の角、エミューの卵などを展示している。また、ウォンバットをオーストラリアから空輸する際に使用された輸送箱に入ったり、アルパカの毛などに触れることもできる。開館時間は動物園の開園時間と同じ、午前9時15分~午後4時45分(火曜日は休園)。入場無料。問い合わせは緑のセンター072-752-7082。=情報提供・池田市(進藤郁美)

更新日時 2012/12/05


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