ウオンバット寄金が目標の1000万円に
池田市は「ウォンバットを未来へつなぐ」を合言葉に、ウォンバットの新たな仲間を受け入れるために寄付を募っていたが、12月20日に目標額1000万円を達成したことを発表した。
ウォンバットはオーストラリアに生息する哺乳類。1990年に姉妹都市のローンセストン市から池田市に贈られ、それ以降五月山動物園で飼育されてきた。現在、3頭のウォンバットが飼育されているが、いずれも高齢で繁殖することが難しいことから新たなウォンバットを受け入れることに。オーストラリアの動物園から新しいウォンバットの受け入れの約束を取り付けたが、条件としてウォンバット園舎の改修が出された。
園舎の改修費には約2300万円の費用がかかる見込み。市は五月山動物園の公式アイドルユニットKeeper Girl(キーパーガールズ)を中心に寄付を募り、園舎の改修のために1000万円を目標に市へのふるさと納税で募ることとし、職員がイベント毎に寄付を募ったり、市長自らも企業に働きかけたりするなど寄付を呼びかけたところ、全国から多くの寄付が集まり目標額を突破した。
目標額に達したことで、市は年度内の完成に向けて、園舎の改修に着手する。園舎の改修が終了次第、オーストラリアの動物園と新しいウォンバットの受け入れ時期などについて相談する。
寄付は2017年3月末まで受け付ける。集まった寄付金は、ウォンバットの受け入れにかかる費用や五月山動物園の整備などに充てられる予定。
寄付額は12月20日午前9時現在で1023万5993円。
=情報提供・池田市2016.12.23
更新日時 2016/12/23