わが子に伝えたい食卓⑧ 照り焼きチキンレッグ
クリスマスといえば、チキン! 子どものころ、母が誕生日やクリスマスには必ず骨付き肉を焼いてくれました。今でこそ、子連れOKな高級レストランでお祝いという選択肢もありますが、当時はまだ大人だけの場所。だからこそ、たとえ家であってもナイフやフォークを使う“特別な日”の食事に心が躍りました。
骨付き肉4本は骨に沿って包丁を入れ、すりおろしのニンニク(1片)、しょう油、みりん、酒(各大さじ2)につけて半日ほど味をしみこませます。230度に熱したオーブンで身の方を10分、180度に温度を下げて5分、裏返して皮目を15~20分焼いて余熱でしっとり肉汁を落ち着かせたら食べごろです。ハーブ風味やオレンジソースもいいけれど、香ばしい醤油味が夫には一番人気。まだ小さな娘には、手羽元や手羽先を同じオーブンで塩焼きし、ハレの気分を一緒に楽しみます。
【烏帽子真理さん】池田市在住のフードライター・調理師・食育指導士。化学調味料を使わず、素材からだしを引き出す体に優しい家庭料理が得意。英語と食のサークル“hug!”を共催。http://ameblo.jp/communication-hug/
更新日時 2012/12/18