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空港・就航都市の街から② 大分県国東市

文殊仙寺の仁王像。文殊仙寺は648年に創建したと伝えられる=大分県国東市観光公式サイトより

 大分空港のある大分県国東(くにさき)市は、国東半島の東部に位置する。国東半島は、神を仏とし、仏を神とする神仏習合文化が花開いた場所だ。異教文化を認め合い、共存する思想・理念は珍しく、その独特の文化を保存するため、世界遺産認定を目指す活動が進められている。
 市内には、「3人よれば文殊の知恵」の発祥地といわれる文殊仙寺、「宝くじ運アップ」で全国的にも有名な富来(とみく)神社、願いを込めて橋を渡ると叶うといわれる「願い橋叶い橋」、宝くじのはずれ券を持って行くと次は当選するとされる萬弘寺など、開運スポットがあちこちにある。国東市では、これらの開運スポットが点在する約10キロの道を「開運ロード」と呼んでいる。また、特産であるタコやタチウオも「多幸」「多智」として縁起が良いと観光客にアピールしている。
 大分県は7月の豪雨被害で、観光客が激減している。水害の風評を少しでも抑えるため、県ではさまざまなプランで観光客を呼び戻そうと懸命だ。9月1日と2日には、千里中央駅の「せんちゅうパル」で大分物産展が開かれる。(早川方子)

更新日時 2012/08/12


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