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カブトムシ、クワガタムシ 子どもたちが里親に

オオクワガタを腕に乗せる子ども。産卵し、かえった幼虫は、五月山や妙見山へ放つ予定

 子どもたちにカブトムシのつがいを預け、産卵後にかえった幼虫を自然に帰す里親の講習会が7月1日、池田市立渋谷会館で行われた。これは秦野地域コミュニティ推進協議会が、NPO法人クワガタ探検隊の協力で3年前から行っている活動で、今年は約80人の子どもが集まった。
 子どもたちは、五月山に住む虫を描いた紙芝居を見た後、クワガタ探検隊の西義史代表から育て方を学んだ。推進協議会の北浦啓次さんは「秦野地区は都市と自然の狭間の地区。近くに五月山もあるが、普段はそれを意識しない。生き物に触れることで、自然や命の大切さを学んでほしい」と話した。
 また、7月15日には鉢塚・緑丘地域コミュニティ推進協議会が、オオクワガタの里親講習会を水月公園で開き、約30人の子どもが集まった。説明でオオクワガタのつがいは産卵時に栄養が足りないと、雌が雄を食べてしまうと知り、子どもたちは真剣な表情。父親と一緒に参加した村山陽路(ひろ)くん、晃太くん兄弟は、「カブトムシは育てたことがあるので、オオクワガタも大丈夫だと思う」と自信を見せていた。(礒野健一)

更新日時 2012/08/06


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