「石の道・いけだ」彫刻めぐり<16>藤岡智紀さん
石彫り作品を生み出す藤岡智紀さんが1996年に作った「すっとーんころりん」が府道箕面池田線(桜通り)にある。藤岡さんは「五月山から転がる石を表現した。転げ落ちる様子のすっとーんと、石のストーンをもじった」とコメントする。
割り肌を活かした石にボルトを組み合わせたのは、見る人とコミュニケーションをとりたいからだという。「石が素材として持つ力は強大。それが人との距離感にもなる。石と違う素材を組み合わせることで、石の力を中和し、石と人の距離を近づけることができる」と考えている。(進藤郁美)
更新日時 2012/07/11