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わが子に伝えたい食卓③ 重ね煮ラタトゥイユ

常備菜として多めに作り、パスタに絡めたり、オムレツのソース代わりにも

 数種類の野菜を重ねて、弱火で加熱する“重ね煮”という調理法があります。自然なうまみが引き出されるので、煮物やスープにも、市販のか粒だしやコンソメキューブがいりません。娘が離乳食後期のころ、旬の夏野菜を使って重ね煮ラタトゥイユをよく作っていました。

 作りやすい分量は、完熟トマト(大)1個、ナス1本、キュウリ1本、ピーマン2個、カボチャ1/6個、タマネギ1/2個などを、食べやすい大きさに切り、厚手の鍋に順に重ね、砂糖と塩それぞれひとつまみ、水150ccを入れ、ふたをして弱火でコトコト、沸騰してから15分ほど煮るだけ。煮汁が少し酸っぱいようなら、砂糖をもうひとつまみ足してくださいね。本来はオリーブオイルやにんにくを使いますが、今回は不要です。ズッキーニの代用で、きゅうりもなかなかいけますよ。少し黒コショウを利かせて大人にもおすすめです。

【烏帽子真理さん】池田市在住のフードライター・調理師・食育指導士。化学調味料を使わず、素材からだしを引き出す体に優しい家庭料理が得意。英語と食のサークル“hug!”を共催。http://ameblo.jp/communication-hug/

更新日時 2012/07/10


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