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風景印で街歩き① 池田栄本町郵便局

使用開始当初はがんがら火祭りの様子とウォンバットだけだったが、池田城跡公園の天守閣完成後に図案改正して、中心に配した

 郵便を出すと切手やはがきに押される消印は通常、日付と時間帯、取り扱い郵便局名だけが記された簡素なものだ。しかし同じ消印でも、地元の観光名所や特産物などを描いた「風景印」というものがあるのをご存じだろうか。正式には風景入通信日付印といい、全国の郵便局の約4割が使用しており、池田市内の郵便局は13局すべてで使われている。今回から毎号1局ずつ紹介していく。
 まず訪れたのは池田栄本町郵便局だ。池田駅からサカエマチ商店街のアーケードを抜けて左に曲がったところにある。遠山経教局長に池田市内の郵便局がすべて風景印を使っている理由を尋ねると「郵便局はその土地に根付いた存在で、皆さんと一緒に何か盛り上げるきっかけはないかと考えていた時に思い付いた」と話してくれた。
 風景印は50円以上の切手、はがきに対して押印される。栄本町局では月に数回程度しか依頼がないとのことだが、「池田の風景を描いたスタンプが、世界中に発信されればうれしい。観光の記念や、大切な人への手紙に押してみてください」と話した。(礒野健一)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第39号(2012年5月10日)

記念切手

更新日時 2012/05/08


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