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子どもと楽しみたい絵本 てくてく編⑤

「あまつぶ ぽとり すぷらっしゅ」作:アルビン・トゥレッセルト 絵:レナード・ワイスガード 訳:渡辺茂男(童話館出版)

 【あまつぶ ぽとり すぷらっしゅ】作:アルビン・トゥレッセルト 絵:レナード・ワイスガード 訳:渡辺茂男(童話館出版)

 大人の私たちには、憂うつな雨の日も、子どもたちは、楽しい1日に変えてしまいます。まず、大きな水たまりを飛び越えようとします。私から見れば、初めから、はまってしまいそうな水たまりを選んでいるようにしか見えないのですが…。結果はご想像の通り。次は傘をコマのように回して、水しぶきを飛ばして大騒ぎです。反対にこの作品は、そんな大騒ぎの雨の日ではなく、しっとりと降る雨粒の音が聞こえてきそうな世界を、絵で表現してくれます。「ぽとり ぽっとん すぷらっしゅ」って。今度の雨の日には、耳をすませたくなりそうです。(絵本を楽しむ会・M)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第24号(2011年6月23日)

童話館出版 あまつぶ ぽとり すぷらっしゅ

更新日時 2011/06/22


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