編集長のズボラ料理(752) ギョウザの皮のカリカリコンブ味
娘が遊びに来る時、ポテトチップスを時々持って来る。お土産ではない。一緒にビールを飲む時のつまみでもない。
共働き夫婦だが、1人でやって来るのは、夫が仕事で、自分は休みの時。昼ご飯を食べるのが目的だが、僕としても昼から飲めるので好都合だから、結構たくさん食べ物を作る。
ポテトチップスは、昼ご飯のあとで登場する。娘が独占的に食べる。手が汚れないように、箸でつまむ。パリパリ、カリカリと。
袋をパーティー開けにしいるので、僕も手を出す。こちらはビールに続いて焼酎の水割りを飲んでいるから、グラスが汚れないように、まねをして箸を使う。。毎回のように、違うものを買ってくるので、それも楽しみになっている。
そこで、分かったことがある。カルビーのポテトチップスの種類は、じゃごりこも含めて、際限がないのだ。アンチョビマヨ味▽トリュフ塩味▽オリーブオイルチップス
▽大人のじゃがりこ麻辣(マーラー)ガーリック味▽枝豆塩味……。
僕は奈良市から200メートルの京都府に住んでいるので、娘は奈良の味も持って来る。大和柿の葉すし味がそうだった。それだけだはない。その次は、炙り柿の葉すし味、といったさらにニッチなチップスも持参した。
種類が多いのは、日本人のポテトチップス好きを示している、ラーメンやカレーが日本料理の代表に踊れ出たように、ポテトチップスは日本のお菓子の代表格として定着した感がある。
先日、奈良の遊び仲間で、初めて行の居酒屋さんで飲んだ。あてはさまざまに頼んだが、メンバーの1人の女性はちゅうしょなくポテトチップスを頼み、1人で皿を抱え込んで、仲間が手を伸ばすのを防ぎながら、パリパリ、カリカリ、パクパクと食べ続けた。
そこでわかったことは、日本人はパリパリ食感が好きだということ。そこで、冷蔵庫に残っていたギョウザ皮をパリカリにすることにした。
ぎょうざの皮は短冊に切り、油で素揚げする。皿に盛り、コブ茶の粉と青ノリの粉をかける。
娘が持ってくるポテトチップスはカルビーだけはない。湖池屋もあれば、ヤマザキナビスコもある。セブンイレブンのものまで食べるので、無限チップスといえる。(梶川伸)2-24.08.24
更新日時 2024/08/24