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編集長のズボラ料理(675)ブロッコリーとベーコンのカタクリ粉焼き

ベーコンに塩味があるので、塩をふる場合は控えめに

 僕が勤めていた新聞社は、あちこちにテレビが置いてあり、いつも番組が流れていた。NHKと民放各社のチャンネルはすべてで、同じチャンネルがいくつも。見学者が驚くことの1つが、これだっただった。
 自社は知らないニュースが流れるかもしれない。そこでテレビをつけっぱなしにしている。じっくり見ているわけではない。流れているだけ。見学者には「仕事もせずにテレビばっかり見て」と写るかのしれないが、そうではない。仕事はしている。言ってみれば、「ながらテレビ」である。定年後も、その癖は抜けず、自宅で絶えずテレビがついている。。
 テレビでは料理番組も多い。関心はあるが、ながらテレビだから、音が聞こえ、時々目に入ってくるくらい。料理のできあがりを見て、作ってみようと思うこともあるが、その時はもう遅い。作り方を見ていない。まして、メモも取っていない。
 先日は久し振りにちゃんと見た。「2人でブロッコリー1つが食べられる」という料理の先生の言葉に反応したのだ。
 スーパーでブロッコリーを買う。同じ値段でたくさん盛ってあるケースが多い。そうなると、いじましいもんで、なるべく大きいものを買ってしまう。家は2人暮らしだから、ブロッコリーは1度に食べ切れない。残りを冷蔵庫に置いておくと、次第に緑に黄色が混じってくる。「失敗した」と思うことは何回もある。大きさに目を奪われた報いなのだろう。
 それなのに、1回で食べられるとなれば、これは見なけらば。すると、しごく簡単な料理方だった。これは、やってみなければ。
 ブロッコリーは小さく切って、ボールに入れる。ベーコンは小さな短冊に切り、ボールに入れる。つなぎ用にカタクリ粉も加え、コショウを振り、ボールの中で具材をよく混ぜる。フライパンに油をひき、ブロッコリーなどの具材を入れ、お好み焼きのように丸く成形する。下側が焼けたらひっくり返し、またしばらく焼いたあと、ふたをして蒸し焼きにする。最後に蓋を取って、両面を軽く焼く。
 実は自信がなかったので、ブロッコリーは一塊りの3分の2だけ使った。確かに2人で全部食べられた。ただ、一塊り全部となると、年寄り2人には多すぎるかも。テレビ番組では、料理の先生も若かったし、教えてもらう生徒役も若いタレントだった。(梶川伸)2023.07.20

 

更新日時 2023/07/20


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