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編集長のズボラ料理(394) 豚ミンチとエビの水ギョウザ

水ギョウザなので、皮は厚めの方がいい

 ギョウザはよく店で注文する。家でもしばしば作る。だからギョウザん食べる。
 でも、漢字が書けない。「餃子」なのだが、どうも覚えられない。何でだろう。
 息子が京都で1人暮らしをしているので、たまに訪ねて昼ご飯を一緒に食べる。息子は食べ物にこだわらないから、家に近い「まちの中華料理店」に行く事が多い。
 お得だから、ランチのセットを頼む。軽くビールを飲む。だから必ずギョウザを頼む。中華の店だからあるのは分かっているので、わざわざメニューを見ることはない。
 ギョウザといえば王将。勤めているころは会社のそばに店があり、時々行った。ギョウザを注文するのは当たりまえだから、ここでもメニューを見ることはない。
 大阪市・ミナミで仲間が一杯飲むことになった。後から1人が合流するので、分かりやすい店がいい。そこで選んだのは、「珉珉」だった。「昔はよく行ったなあ」と、みんなが口にした。僕も学生時代から大阪市・キタの珉珉にお世話になり、「ジンギスカン」という料理やモヤシ炒めも食べたが、当時は「ギョウザといえば珉珉」だったので、ギョウザも欠かせなかった。
 仲間で飲んだ時も、ギョウザを頼むのは当然のことなので、会話は「何人前にする?」「追加は3人前で?」と、ギョウザという言葉は口にしなかった。
 大阪市・北新地の安いおでん屋さんで飲んだ後、しめに「天平」に行く事がよくあった。ここはギョウザ専門店で、食べ物のメニューはギョウザとキュウリしかない。だからキュウリを食べないなら、注文は「50個」だとか「100個」だとか、数字でしかない。しめで行っているのに、つい大量に食べてしまうので、漢字など思い浮かべるひまがない。
 遍路仲間が月に1度、新大阪のリーゾナブルな中華料理店「小麦ランド」に集まる。料理はすべて1人前ずつ取って、みんなで分ける。ただし、ギョウザは違う。だいたい1人2個か3個見当なので、参加人数によって2人前か3人前となる。これも恒例なので、メニューなど見ることはない。2個になる人と3個になる人が出た場合、けんかにならないように気をつけるくらいで、漢字など問題外である。。
 かくして、餃子という漢字を覚える機会がなかった。この文章を書いて、やっと覚えた。でも、書けるかなあ。
 エビを小さく切る。白菜をみじん切りにする。豚ミンチと合わせ、卵も入れ、ショウガをすった汁とゴマ油を少し加えて練る。これを皮で包む。鶏ガラスープの素、ハクサイの茎でスープを作り、塩とコショウで味をつける。このスープにハクサイの葉も加えて、水ギョウザを、いや水餃子を作る。(梶川伸)2020.02.04

更新日時 2020/02/04


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