このエントリーをはてなブックマークに追加

ちょっと味見を(1720) ひっぱり餅

ひっぱり餅

 もらったお菓子「ひっぱり餅」には、「能登名物」とかいてあった。石川県白山市、安田屋製菓の商品だった。
 餅の中にアズキを入れている。安田屋のホームページによると、源義経の伝説にちなんでいる。義経は源頼朝に追われ、奈良・吉野から奥州に逃れていく。その途中、能登を経由したとの言い伝えがあるらしい。行動を共にした弁慶が携行食をを作る時に、餅米を杵でつかず、手で引っ張って餅にしたとか。
それからこの地では、突き上げた餅を水に入れ、女性が四方から引っ張って、薄くのばして餅をつくる風習があるという。商品名はそんな逸話を取り込んでいて、楽しい名前となっている。(梶川伸)2019.09.21

更新日時 2019/09/21


関連リンク