ちょっと味見を(1269) 高野通宝
四国遍路のお礼参りに高野山にいることをフェイスブックに投稿した際、「高野通宝がお薦め」というサジェスチョンをもらった。宿坊に入っていたのでその日は外出せず、翌朝回に行った。ちょうど店開きした時だった。
かさ國の商品の大きなまんじゅう。江戸時代の寛永通宝といった銭をもじった形をしている。直径が9センチもある。しかも厚さは2センチほど。あんは少し黄色がかった白色で、手芒豆(てぼうまめ)を使っていると表記してある。調べると白インゲンのことらしい。それに仏手橘(ぶっしゅかん)も原料になっている。白あんの柔らかい味と、仏手柑の爽やかな酸っぱさがマッチしていた。(梶川伸)2018.07,21
更新日時 2018/07/21