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ちょっと味見を(851) 川田商店の鮒ずし

川田商店の鮒ずし

 滋賀県近江八幡市の西国観音霊場31番・長命寺のお参りすると、そばにある琵琶湖漁師の店、川田商店で琵琶湖の魚のつくだ煮を買う。
 先日、近江八幡市の観光名所、八幡堀を歩いていると露店が出ていて、のぞいてみると、川田商店のものだった。長命寺とは離れているので、縁を感じて買ったのが、鮒(ふな)ずしだった。小ぶりのものだったが、卵を持ったニゴロブナで、鮒ずしにしてはリーゾナブルな値段だと思った。
 ご飯のついた状態で真空パックに入っている。パックを切ると、酸っぱい香りが広がる。食べやすく薄く切ってあり、ご飯を取り除いて食べる。卵のツブツブの食感が残っていて、身から外れて、まず食べる。次に酸っぱい身を味わうことになり、最後は皮の部分を酸味とともにかみしめる。(梶川伸)2017.0601

更新日時 2017/06/01


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