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ちょっと味見を(479) 秀逸梅錦

秀逸梅錦

 四国で2回暮らしたことがある。1回目は40年ほど前だった。当時、四国では香川県の金陵がよく売れていた。しかし、私は愛媛県川之江市(現・四国中央市)の梅錦を好んで飲んだ。2回目は20年ほど前で、高知県の土佐鶴がよく売れていた。私は香川県の凱陣が好きで、次に梅錦だった。
 今年の5月、遍路旅の案内の日、私は誕生日を迎えた。遍路のメンバーが夕食の席で誕生祝いをしてくれ、秀逸梅錦のプレゼントがあった。甘めで味がしっかりした酒だった。四国にいる時に飲んだのは、少し黄色がかった色をしていたが、プレゼントの梅錦は透明だった。
 宿のの女将が意外なことを言った。神戸・灘の白鶴が梅錦を買収した。調べてみると、2016年3月に白鶴が梅錦の株を100%取得していた。時の流れにびっくりした。(梶川伸)2016.05.07

更新日時 2016/06/07


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