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押しつけ花物語(21) 野原の星のスベリヒユ

スベリヒユのほか、カタバミ、ムラサキカタバミ、ハルジオンなど

 「地上の星」という歌があった。花の野原を見ると、それを思い出す。
 冬の夜空に無数の星が輝くように、春の野には小さな花が散らばっている。スベリヒユは黄色い小さな星として、無数に広がっている。そこに少し大きな黄色のカタバミが一等星のように点在する。さらに、ムラサキカタバミがアクセントをつける。
 低く地上を覆うこれらの花の星の時期を過ぎると、背の高い草が主役になる。(梶川伸)

更新日時 2015/06/04


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