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押しつけ花物語(55) カタバミの透明感

カタバミ、ハルジオン、ジシバリ、マツバウンランなsど

 カタバミはどこにでもある花だから、かえって見向きもされないかもしれない。しかし、小さな花には透明感があり、私には好きな花1のつになっている。
 その透明さは、花びらの薄さによる。日の光をあびると、美しいきいろとして輝く。
 押し花にするのは、難しい。ややラッパ状に咲き、花びらは先の方で5つに分かれる。ラッパの筒の部分のために立体的で、それを上から(ラッパの口側)押さえつけて5弁にしようとするのだが、そううまくはいかない。ほとんどは横から押さえつけてしまい、平面的はベル型になってしまう。
 花びらは薄いので、押すとますます薄くなり、いっそう透明感が強くなる。それが魅力的でもある。ただ、紙にあしらう時に、紙を色を通してしまう。悩ましい。(梶川伸)2022.04.29

更新日時 2022/04/29


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