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ハーブで暮らしを楽しむ㉓

欧米にも「チンキ」という飲み物があります。ウォッカなどにハーブを約1カ月漬け込み、お水などで薄めて飲みます

 皆様は、新年に「お屠蘇(とそ)」をお飲みになる習慣がおありでしょうか?お屠蘇は平安時代に宮中行事としてお正月に飲むようになったと言われます。
 この「屠蘇」とは、「悪鬼を屠(ほふ)り、死者を蘇(よみがえ)らせる」という意味があるそうで、生薬を日本酒やみりんに浸して成分を抽出したものです。さまざま配合されている生薬の中には桂皮(けいひ)、陳皮(ちんぴ)、大茴香(だいういきょう)、丁子(ちょうじ)がブレンドされています。桂皮→シナモン、陳皮→オレンジピール、大茴香→フェンネル、丁子→クローブと、ハーブやスパイスでおなじみのものが大半。これらの効能を見てみると、風邪予防や初期症状緩和、整腸などを目的にしているようです。昔は家庭でブレンドしていたそうですから、家にあるもので作ってみてもいいですね。スパイス2~3gを1カップのみりんや清酒に6~7時間漬け込み、スパイスを取り除いてから飲みます。お正月が明けても重宝しますから、ぜひ作ってみてくださいね。
【北河桂子さん】アロマ&ハーブの小さな学校Mrs.Lavender代表▽http://mrs-lavender.com/

更新日時 2013/01/19


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