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子どもと楽しみたい絵本 てくてく編⑭

「雨、あめ」作:ピーター・スピアー(評論社)

【雨、あめ】
 知人がお子さんと「かいじゅうたちのいるところ」を読んでいた時、怪獣踊りの場面は文字がないので、読まずに絵を楽しんでいました。すると、お子さんが「お話読んで」と。「字がないから読めないよ」と答えると、お子さんは文字のないページであることに、初めて気づいたそうです。それまでは、絵を見るだけでお話や音楽を感じていたのでしょう。優れた絵がお話を語るというエピソードです。この作品も、絵が語ってくれます。絵本のページを開けたあなたにも、雨の音が聞こえてきませんか?(絵本を楽しむ会・M)

更新日時 2012/09/12


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