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子どもと楽しみたい絵本 よちよち編(22)

作:ジャニス・メイ・ユードリー 絵:モーリス・センダック 訳:こだまともこ(冨山房)

【きみなんかだいきらいさ】
 暑い日の午後、仲よしの女の子2人が絵本館にやってきました。絵本館には牛乳パックで作られた椅子が3脚あるのですが、柄はキティちゃんが1脚、アンパンマンが2脚。まず、キティちゃんの椅子の争奪戦が始まりました。1人が座ると、1人はあきらめて絵本を探しに行きます。探してきた絵本をアンパンマンの椅子に座って、読み始めました。すると、キティちゃんの椅子に座っていた子が、絵本を探しに行きます。今度は、我慢してアンパンマンに座っていた子が、キティちゃんの椅子に座ろうとして、また、けんかの始まり。涙を流しながらのけんかです。泣き疲れたころ、お母さんが「帰るよ」って、声をかけました。すると、涙をふいて「これから○○ちゃんのお家で遊んでもいい?」「うん、遊ぼうね!」って。泣いたことも忘れたように、手をつないで帰りました。この作品の終わりと一緒。子どもって、やっぱりすごい技の持ち主かも。(絵本を楽しむ会・M)

更新日時 2012/07/11


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