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子どもと楽しみたい絵本 てくてく編⑤

作:ユリ・シュルヴィッツ 訳:安藤紀子(偕成社)

【たからもの】作:ユリ・シュルヴィッツ 訳:安藤紀子(偕成社)

 夢の中で、「宝物が都の橋の下にある」と告げられたアイザックは、宝探しに出かけます。宝物は夢のお告げ通りにみつかるのでしょうか? 我が家の末っ子が闘病中に、誕生日を迎えました。中学時代の友達が、息子へのプレゼントにビデオレターを作成して、泣かせる計画を企てました。それには、私たち夫婦と中学校のテニス部顧問F先生の出演が不可欠だと。F先生は、とても厳しいことで有名でした。先生から、何時間もお説教を受けることは日常茶飯事。子どもたちは、トイレを何時間も我慢できるようになったと、ぼやいていました。先生がコートに現れる前にはターミネーターの曲が頭の中で鳴り響くとも…。今回、ビデオレターを頼むことも怖かったそうです。完成したビデオレターを見た末っ子がどんなに泣いたかはご想像にお任せします。宝物は探しに出かけなくても、すぐそばにあることがわかった幸せな誕生日でした。(絵本を楽しむ会・M)

ユリ・シュルヴィッツ たからもの 偕成社

更新日時 2012/01/11


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