子育てサークル(20)天竺のはらっぱであそぼう会
服部緑地の南西、天竺(てんじく)川にかかる西願寺橋のすぐ近くに、フェンスで囲まれた敷地がある。「天竺のはらっぱ」と呼ばれ、近隣の幼稚園など平日を含め月に何度か開放されている。
服部緑地の飛び地であるこの敷地は30数年前、不法投棄が多いという理由からフェンスで仕切られた。2008年3月、土地活用について地域住民意見交換会が開かれ、服部緑地で子どもを遊ばせていた母親たちの要望からプレーパーク(冒険遊び場)として開催されることになった。敷地が開放されている間は「天竺のはらっぱであそぼう会」が、ボランティアで子どもたちを見守る。
会の代表世話人、吉田礼子さんは「自然豊かな環境で、木登りや穴掘りなど自由に遊んでほしい」と話す。お母さんと弟と一緒に遊びにきていた二階堂風姫ちゃん(3つ)は「マツボックリが好き」と言いながら、小さな手で熱心に拾っていた。次回の開放日は1月28日。【早川方子】
更新日時 2011/12/21