子どもと楽しみたい絵本 てくてく編②
【ぼくはあるいた まっすぐ まっすぐ】文:マーガレット・ワイズ・ブラウン 訳:坪井郁美 絵:林明子(ペンギン社)
我が家の3兄弟は、1番目と2番目は1歳3カ月違い。2人が幼稚園の友達の家に遊びに行くとなれば、末っ子が昼寝している間に、それぞれの友達の家に送らなければなりません。送り届けるのに1時間はかかります。また、昼寝と外出時間が同時になることは少なく、末っ子を家に置いて行かなければならないことがよくありました。困った時、歩行器に乗せた末っ子を洗面室に閉じ込め、2人を自転車に乗せて大急ぎで出かけました。帰ってきた時の末っ子の顔を見たとたん、なんてことをしたんだろうと自分を責めました。涙と鼻水でいっぱいの、何とも言えない悲しげな顔をしていました。それからは、しっかり者の娘は1人でバスに乗せ、長男と末っ子を自転車に乗せて、友達の家に遊びに行かせました。それも大冒険ですが。この作品の主人公もおばあちゃん家まで大冒険をしたようですよ。おばあちゃんの言うことを守りながら、ね。(絵本を楽しむ会・M)
更新日時 2011/10/05