「石の道・いけだ」彫刻めぐり<3>大井秀規さん
池田市綾羽2の五月山体育館と池田駅前を結ぶ桜通り(府道箕面池田線)は、16の石の彫刻が並び、「彫刻通り」とも言われている。
大井秀規さんが1997年に作った「Gravitation(引力)」はその桜通りにある。大きさの違う2つの石が並び、それぞれ上下に2つに切り離し、約10センチほどの隙間を作った。隙間に3カ所の支点が見え、わずかな接点が上の石を乗せている。石の大きさに比べ、接点の少なさに驚いた。
大井さんは「石が持つ重さを一瞬感じさせないことを狙った作品です」とコメントしている。 (進藤郁美)
更新日時 2011/08/09