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編集長のズボラ料理(792) サーモンのマスタードソテー

付け合わせに芽キャベツを使ったが、好みで

 マスタードはちょこちょこ使う。多いのは朝。
 最近は朝、トーストを食べることが多くなった。その際、ベーコンやタマネギ、トマトといったものを乗せ、さらにとろけるチーズを置いて焼くので、ピザトーストに近い。
 その前に、まず食パンにはバターを塗っておく。僕はその上に、バジルペーストかマスタードを重ねて塗ることにしている。2つの重ね塗りのうちでは、バジルにすることが多い。それには理由がある。
 バジルペーストの入っている瓶は、円筒形・寸胴型をしている。これならば、バターナイフやスプーンを瓶に入れれば取りやすい。
 ところがマスタードの瓶は壺型をしている。特に、粒粒の混じったマスタードの瓶は、口のすぐ下に最大の膨らみがある。恰好はいいのだが、使い勝手は悪い。この膨らみの部分にはバターナイフが届きにくい。ナイフが曲がらないからで、取ることができずにマスタードが残るので、常にイライラする。
 特に小瓶は面倒くさい。膨らみの部分のマスタードに届かせるのは、至難の技である。先が90度くらいに曲がっていればいいのだが。そんなナイフやスプーンは売っていない。ユリ・ゲラーに頼めば曲げてもらえるかもしれないが、残念ながら親しくなので、連絡先を知らない。もう、お手上げなのである。      
 とはいえ、マスタードの酸味のある味わいは捨てがたい。ホットドッグやハンバーガーには、必要不可欠と言っていい。
 神戸市のパン屋さん、イスズベーカリーのトレロンもそうだ。ソーセージを挟んだパン。ご近所さんにもらって食べたのが最初だったが、その時は6つがセットになっていた。それは、持ちやすくするために切ってあったのだ。
 それがわかったのは、神戸市の店で、自分で買った時だった。長~いパンだった。京都銀行の「長~いお付き合い」の大根に匹敵する。おもしろい形だが、これでは持ち運びにくい。ご近所さんがカットパンにしたのは当然だった。何事も、実物を見てみることだ。
 トレロンはモッチリと固い。ソーセージが挟んであるが、パンとの間はすき間ができ、マスタードが塗ってある。空間有効利用でもあるが、このマスタードがアクセントになるから、重要なアイテムだ。
 サーモンの切り身を用意し、塩、コショウを振ったうえ、小麦粉をまぶす。白ワイン、マスタード、ハチミツ、しょうゆを混ぜてソースにする。フライパンでバターを溶かし、サーモンを焼き、皿に置く。フライパンで再度バターを溶かし、ソースを加えて熱して、サーモンにかける。
 マスタードを瓶から取り出す技、早くマスターしなければ、イライラは収まらない。(梶川伸)2025.03.31
 
 

更新日時 2025/03/31


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