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編集長のズボラ料理(664) 豚肉の麹みそ焼き

焦げないように注意

 酒飲みにとって年をとると、飲み始め時刻がどんどん早くなる。
 お遍さんのための休憩所を造る活動「四国八十八ヶ所ヘンロ小屋プロジェクト」を支援すrる会に参加している、休憩所「ヘンロ小屋」の建設資金は、寄せられた浄財による。このため、総会を毎年開き、会計報告している。今年は高知市で開いた。第16回目だから、随分長いことやっているもんだ、と自分でも思う。
 大阪にいて四国が活動現場だから、交通費がかるが、自腹でやっている。ほとんどが年金生活者で、裕福な暮らしをしているわけではない、それなのに、活動が続いているのは一重にアルコールのお蔭である。
 通常は1カ月に1度、会議を開く。それが続いているのも、お酒のおかげと言っていい。会議の後、安い居酒屋さんで一杯飲むのを欠かしたことはなく、これが1カ月間のエネルギー源となる。だいたい1人2000円だから、1カ月30日で割ると、1日計算で70円だから、年金の範囲内といえる。
 会が発足したころは、僕も含めて仕事の現役だったので、会議の開始は午後6時半だった。年がたつにつれ、メンバーが次々の定年になっていき、何も6時半に始める必要はない、だんだん開始時刻が早まり、今は午後5時。居酒屋さんに行く時刻も、1時間半早まった。会議の開始をさらに早めようという動きもある。
 先日、友人と飲むことになった。集合は午前11時半。先輩と会った時も、昔なじみが訪ねて来た時も、大津市に出向いて知り合いあった時も、いずれも11時半だった。いわゆる昼飲みで、これが当たり前に7なった。
 元同僚が高松市から訪ねて来た時は、もっと早まった。前日に用事があり、大阪市・十三のホテルに泊まっていた。集合は午前10時。十三は良い所で、朝からやっている居酒屋さんがある。そのおかげで、10時半から飲むことになった。酒を飲む時間帯は、どんどん早まっている。
 居酒屋さんだが、昼後をやっている店がある。友人と奈良市で飲んだ店も、そのタイプだった。こちらは昼の定食ではなく、つまみを選ぶ。頼んだものの1つが、豚肉をみそと麹(こうじ)に漬けて焼いたものだった。今回は、それをまねしてみた。
 ショウガ焼き用の豚肉を使う。塩麹と味噌とみりんを混ぜ、豚肉の両面に塗り、ラップで包んで冷蔵庫に1日入れておく、フライパンにほんの少し油を垂らし、豚肉を焼く。
 十三で友人と7朝の飲みをし後はどうなったか。2軒目はお好み焼き、3軒目はすし、4件目は焼肉、5件目はデパートの地下の居酒屋さんと続いた。それぞれの店て、わずかなつまみと、アルコールは1杯ずつ。午後4時前に飲み終わり、彼は高速バスで帰って行った。飲み終わりの時刻も早まってきた。(梶川伸)2023.05.26

更新日時 2023/05/26


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