このエントリーをはてなブックマークに追加

編集長のズボラ料理(660) カリフラワーとコーンのレンジでチーン

カリフラワーの白が世げれないよおうにした

 遍路仲間5人で、久しぶりに四国へ行った。1泊2日ののんびり遍路。2日目は高速バスで神戸市・三宮に着き、各自の家に向かう交通機関乗る。
 すぐにバイバイとはならない。反省会を遍路の1番の楽しみにしている人がいるからだ。1人ではない、何人も。僕も。
 午後5時前だったので、居酒屋さんがオープンする前。そこで商業ビルの食堂フロアに行った。そこは、ほどんど店が午前中から夜まで、休みなく営業している。
 ところがそんな店はほとんど、食べることが中心の店。そんな中で、1軒だけ龍神丸という、名前からして好みのタイプが店があった。入口にはカツオのタタキが名物だと書いてある。四国から帰って、四国っぽい店に入るおかしさはあるが、居酒屋さんはここだけだから、選択の余地はない。
 ポン酢で食べる一般的なタタキと、塩で食べる塩タタキなど、四国の味を頼み、みんなでつまみながら、どんどんビールと酒を飲もうとしたので、。ただ1人だけ、タイの刺し身と頭のあら煮(かぶと煮)の定食を注文し、独自路線を走った。まとまりのない、自由な仲間である。
 そこから、あら煮の話題になった。メンバーの半分は女性で、長年主婦をしているので、料理には自信を持っている。僕は定年後料理だから、年季が違う。だから,いつもは料理の話は「基礎を知ったうえで料理しなさい」で終わる。あら煮でもそうだった。
 僕はあら煮の時、給湯器の熱い湯を頭にかけている。生臭さや汚れを落とすためだ。そのくらいは知っている。ところが、主婦料理人は「短い時間でいいから、ゆでるのよ」と偉そうに基礎を指導する。
 何、そこまでするのか。さらに言う。「タイを3枚におろす。身の1枚は皮をはいで、そのまま刺し身に。もう1枚は皮に熱湯をかけてから刺し身に。残りをあら煮に。それが基礎」
 龍神丸に行く途中、ほかの店のショーウインドーの料理で、気になったものがあった。黄色白の粒々がきれいだ思った。そこで、年期主婦に言った。「いいのを見つけたから、だれけかの家に集まった時に作ってあげる」。答は「いらない」。
 仕方がないから自宅で作った。冷凍コーンを解凍する。カリフラワーは茎を切り取り、房を小分けにして、さっとゆでる。フライパンでオリーブオイルを多めに使ったニンイクオイルを作り、クミンとおろしショウガを加えてサッと熱する。容器にコーンとカリフラワーを入れ、オイルの上澄みをかけて混ぜ、レンジでチーンをする。白だしをかけて食べる。
 偉そうな年季主婦に食べさせたいものだが、不安はある。見た目だけの100%当てずぽうで作ったので、作り方方が、全く違っている可能性が高い。それどころか、才良もさえ別物かもしれない。何せ、基礎を知らないから。(梶川伸)2023.04.24
 

更新日時 2023/04/24


関連リンク