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押しつけ花物語(40) タデの好き好き

サクラタデ、シロサクラタデ、イヌタデ、キンエノコロ、ミゾソバ、ヘビイチゴ、カタバミなど

 「蓼(たで)食う虫も好き好き」と言う。食べたことはないが、タデの葉は辛く、それを好きな虫もいるように、人の好みは千差万別という意味だろう。
 タデに関しては、好き嫌いは分かれる。タデにはいろいろな種類があるが、よく見るのは赤い粒粒のイヌタデ。ありきたりなので、あまり人目をひかないかもしれない。でも、サクラタデはどうだろう。小さな薄いピンクの花をつける。これはかわいい。
 しかし、花は小さくて、押し花にするのは難しい。花を切り取って、形を保って押すのは不可能に近い。だから花を茎につけたまま、押してみた。しかし、花の形は崩れてしまった。強い植物ではあるが、花自体ははかない。(梶川伸)2020.10.09

更新日時 2020/10/09


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