センバツ高校野球 履正社、13安打の猛攻で8得点 九州学院破りベスト8進出
第83回センバツ高校野球大会は30日、第8日第1試合で履正社高校(豊中市)が九州学院高校(熊本)を8-2で破り、春夏通じて初のベスト8進出を決めた。
履正社は3回裏、1死2塁のチャンスに1番・海部大斗選手が左中間2塁打を放ち先制。4回裏は1死1、3塁から9番・飯塚がスクイズを決め、続く海部が2打席連続の適時打を放ち2点を加えた。その後も攻撃の手をゆるめず、13安打8得点をあげた。
先発したエース・飯塚孝史投手はコントロールに苦しみながらも、失点は失策が絡んだ6回表の2点に抑え完投。初戦で投げられなかった悔しさを晴らした。
1塁側アルプススタンドには、1回戦に引き続き、履正社高校の生徒や保護者、OBらが多数応援に駆け付けた。履正社高校教諭の杉山義人さんは「感動しています。最後まで精一杯がんばってもらいたい」とメガホンを叩いて応援を続けた。1年生の野中馨太さんは「このまま点を取り続けて、是非優勝してほしい」と話し、選手のプレーに拍手を送った。
ベスト8に進出した履正社は、大会第10日第1試合で、智弁和歌山高校(和歌山)と対戦する。(礒野健一)
更新日時 2011/03/30