ちょっと味見を(1318) 呉春
私が日本酒好きだと知っている友人が時折、一升瓶を送ってくれる。豊中市に住んでいることもあって、隣の池田市の呉春(ごしゅん)のことが多い。
今飲んでいるのは、本醸造の一升瓶。まったりとした印象を覚える。ラベルに「摂津國池田郷」「池田酒」と書いてある。池田には江戸時代、30ほどの酒蔵があったという。残っているのはわずかで、呉春がその伝統を守っているといってもいい。
私も大阪の酒を誰か贈る時には、呉春か能勢町の秋鹿か河内長野市の天野酒を選ぶことが多い。贈り贈られの酒だ。(梶川伸)2018.09.07
更新日時 2018/09/07