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ちょっと味見を(1203) 黒沢牧場のカットバウム

黒沢牧場のカットバウム

 毎日新聞に入り、初任地は和歌山だった。そのころ、「ツチノコ」というヘビに似た“動物”が話題になった。実在するのかどうか、よく分からないのだが、和歌山県・生石高原でも目撃証言があり、大規模な捜索作戦が展開された。見つかるはずもないのだが、遊び半分で取材に行ったことがある。
 高原に行く途中、海南市の黒沢牧場を通る。また、秋になると生石高原はススキの名所で、遊びでも何回か行き、黒沢牧場で牛乳を飲んだこともある。
 ずっと時を経て、先日和歌山に行った際、地元製品を売る店で、黒沢牧場のバウムクーヘンを売っているのを見つけた。懐かしくなり、カットされてカップに入っているのを買った。しっとりしていて食感はよく、甘さは控えめ。マーガリンの味がし、香料が強かった。(梶川伸)2018.05.20

更新日時 2018/05/20


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