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ちょっと味見を(642) 土佐赤牛すき焼き膳

土佐赤牛すき焼き膳

 毎日新聞旅行の遍路旅の先達(案内人)で高知市に行った際、料理旅館「臨水」で昼食を取った。土佐藩主、山内一豊の邸宅の宝蔵跡に建っている。戦後の建物だが、意匠をこらした造りが素晴らしく、以前にも昼食を食べたことある。
 その日に頼んだのは、土佐赤牛すき焼き膳(2100円)だった。1人用の鍋に赤牛の肉を入れてすき焼きにするが、厚い肉がたっぷりでその量を考えればお値打ちだ。卵は最近売り出し中の土佐ジローの卵を使っているのがうれしい。それに小鉢が2つついていた。
 食事部屋にはおもしろい仕掛けがあった。月が上っていき、半月から満月へと変わっていく。壁絵の裏側のあかりを操作しているのだ、そんな遊び心のある意匠だった。
 また、女将が高知のお座敷、カッパの被り物をつけて相撲をとる仕草をする「しばてん踊り」を披露してくれた。(梶川伸)2016.11.15

更新日時 2016/11/15


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