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ちょっと味見を(352) まんばのけんちゃん

活の昼の定食(まんばのけんちゃんは左下)

 高松市に住んでいたことがある。昼食などを外食すると時々、「まんばのけんちゃん」が出てきた。冬の讃岐の郷土料理だ。
 まんばは高菜の一種。煮こぼしたあと水にさらしてアクを抜き、豆腐やあげ、練り物と一緒に煮びたしにする。
 四国遍路の先達(案内人)で先日、香川県に行った。昼ご飯は高松時代に世話になった店「活」にした。当時は店に行くのは夜だったが、今回は昼の定食。瀬戸内海の魚介類など地元のものにこだわっている店で、メニューの中にまんばのけんちゃんがあった(写真左下)。さすが、である。
 活のものは、まんばと練り物だった。味付けはやや控えめで、葉野菜の味と食感がよくわかる。ただ、メーンの料理ではないのだが。(梶川伸)2016.02.02
 

更新日時 2016/02/01


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