ちょっと味見を(310) ウナギのじゅんじゅん定食
毎日新聞旅行の案内人で滋賀県・湖北へ旅した時、長浜市の道の駅「湖北みずどりステーション」を昼食場所にした。郷土料理の「ウナギのじゅんじゅん」を手軽に食べられるからだ。
ウナギのじゅんじゅんは、簡単に言えば「ウナギ鍋」である。すき焼き風なものもあるようだが、ここの鍋は薄味をつけただし仕立て。ウナギの切り身とハクサイ、ミズナ、豆腐が具として入っている。全体としてはあっさりしているので、物足りない人は薬味が必要かもしれない。
実際に食べたのは、定食形式のものだった。「じゅんじゅん」は小鍋だが、ビワマスの刺し身、フナずし、モロコのから揚げ、小さなアユとゴリの佃煮、エビ豆など、琵琶湖の名物が少しずつついているからだ。これはお得だと思う。(梶川伸)15.12.29
更新日時 2015/12/29