ちょっと味見を(192) 明月記の秋乃風
毎日新聞時代の後輩が残念ながら現職のまま亡くなり、彼の家で毎年、奥さんを囲んでしのぶ会が開かれる。今年は奥さんが宝塚市の明月記の弁当「秋乃風」を用意してくれていた。
明月記の店へは行ったことがある。阪急宝塚線雲雀丘花屋敷で送迎の車に乗せてもらった。店は眺めの良い高台にあって、窓際のカウンターでランチを食べた。
明月記が仕出し部門を持っているので、奥さんが注文したのだという。15の小さな区画に別々の料理が盛り付けてある。品書きには魚介類や野菜の産地が記してあり、それを見ながら食べるのが楽しかった。(梶川伸)2015.09.07
更新日時 2015/09/07