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豊中市の2014年度決算は一般会計で22億円の黒字

 豊中市は2014年度決算の概要を公表した。一般会計は22億1800万円の黒字で、11年連続の黒字を維持いた。特別会計、公営企業会計も、黒字ないし資金剰余を維
【一般会計】
〔歳入〕
 市税収入は、給与所得控除の見直しや景気の回復基調に伴う企業収益の増加等の影響により、個人市民税が5.2億円、法人市民税が7.4億円増加したことから、全体では15.8億円、2.4%の増加となり、2013年度に続き増収となった。
 このほか、消費税の税率引き上げに伴い地方消費税交付金が8.5億円の増、臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金の給付などに伴い国庫支出金が13.9億円の増となった。また、前年度決算収支の大幅増の影響により、繰越金が26.7億円の増となった。
 一方、繰入金は、文化施設建設基金繰入金などが増となったものの、前年度に特別会計保有土地の買戻しに伴う繰入金が計上されていたことにより3.8億円の減、市債は借換債を発行しなかったこと等により3.2億円の減となった。以上のことから、歳入全体では44.9億円、3.2%の増加となった。
〔歳出〕
 扶助費が障害者福祉費の増や子ども医療費助成制度の拡充に伴う増などにより9.5億円増加し、補助費等では臨時福祉給付金・子育て世帯臨時特例給付金の給付事業を実施したことや、特定目的基金からの繰入運用金を前倒しで返還したことなどにより32億円の増となった。また、学校給食センター及び文化芸術センターなどの建設事業を進めたことなどから、投資的経費は16.7億円の増となった。さらに、財政調整基金や社会福祉事業基金への積み立てを行ったことなどから、積立金が7.4億円の増となった。以上のことから、歳出全体では67.6億円、5.0%の増加となった。
【特別会計】
 7つの特別会計では、国民健康保険事業特別会計、介護保険事業特別会計、自動車駐車場事業特別会計で単年度収支が赤字になったものの、実質収支については全会計で黒字を維持した。
〔国民健康保険事業特別会計〕
 保険料の収納率向上などにより、実質収支は23億2千8百万円の黒字となった。
〔介護保険事業特別会計〕
 3年次計画の最終年に当たり、実質収支は3億7千4百万円の黒字となった。
【公営企業会計】
〔病院事業会計〕
 病院事業収支は、新会計基準の適用や消費税改定の影響等により、前年度に比べ2億5千9百万円減少した1億7千9百万円の純損失となり、赤字に転換した。これに前年度繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は3千2百万円となった。また、資金剰余額は60億1千9百万円で、前年度に比べ4億1百万円減少している。
〔水道事業会計〕
 純利益は、前年度に比べ2億4千4百万円減少した6億5千7百万円となり、これに前年度繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は27億3千7百万円となった。また、資金剰余額は21億9千2百万円で、前年度に比べ1億5千3百万円増加している。
〔公共下水道事業会計〕
 純利益は、前年度に比べ5億1百万円増加した7億1千2百万円となり、これに前年度繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は63億8千9百万円となった。また、資金剰余額は25億7百万円で、前年度に比べ3億4千3百万円増加している。
=情報提供・豊中市

更新日時 2015/09/03


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