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アルパカもクールビズ 五月山動物園で毛刈り

オークンの毛を刈る職員ら

 池田市立五月山動物園(綾羽2)の人気者、アルパカの「オークン」(4歳、オス、白と黒のまだら)の毛刈りが6月18日、同園で行われた。
 同園のアルパカ2頭(オス1頭メス1頭)はプリンセス天功さんより寄贈された。もともと高地に住む動物で、暑いのが苦手。毎年10センチ前後伸びる毛を覆ったまま日本の夏を過ごすのは厳しいので毛刈りが行われている。
 今年の毛刈りは同園職員4人で行った。大きな電動バリカンを前に「オークン」は怯えた様子だったが、職員に押さえられながら体全体を刈られ、最後はハサミできれいにカットされると涼しげな顔をしていた。また身体の側面にはハートの形が2カ所デザインされた。刈り取られた毛の量は1.2キログラム、刈り取った毛の用途は未定。
 作業が終わったあと、飼育員が離れると「オークン」は飛び起きて、相方の「プリン」(4歳、メス、茶色)のところに行き、まるで無事を報告しているようだった。25日は「プリン」の毛刈りを行う予定。今回毛刈りを行った飼育員の田島千聖さんは「毎年行っているのでバリカンでの毛刈りは慣れましたが、はさみを使って模様を作るのは大変です。でも涼しそうな顔をみるとうれしいですね」と笑顔だった。=情報提供・池田市(進藤郁美)

更新日時 2013/06/20


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