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子どもと楽しみたい絵本 よちよち編29

「てぶくろ(ウクラナ民話)」絵:エウゲーニー・M・ラチョフ 訳:内田莉莎子(福音館書店)

【てぶくろ】
 娘が小学4年生の冬でした。娘の部屋を掃除していたら、不器用ながらも、破れた人差し指を刺しゅう糸で、繕ってある毛糸の手袋が出てきました。それは、2年前の冬から大事に使っていた娘のお気に入りの赤い手袋です。毛糸の手袋なのに、刺しゅう糸で繕ってあることに苦笑しました。でも、よくよく考えてみれば、裁縫の苦手な私には頼むことなく、破れても自分で繕って使おうとしている娘に感心しました。それを家族に話すと、夫が「母さんに頼んでいたら、いつ出来上がるかわからないもんなあ。その間に、なっちゃんの手が大きくなって、手袋が使えなくなるわ」と。すると、娘が「母さんには無理やから」と。そんなに言わなくてもいいのに。この作品は散歩の途中で、おじいさんが落とした手袋に、色々な動物たちがきゅうきゅう詰めに入って、立派な家になるお話です。ほら、手袋が大きくなることもあるやんかあ~。(絵本を楽しむ会・M)

更新日時 2013/02/13


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