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同窓会のノウハウ⑤ 幹事は探偵

担任の石川さん(中央)は4、5、6年生と持ち上がりで受け持ち、そのため当時からクラスの結束力は非常に高かったという

 池田市立五月丘小学校で10月27日、37年ぶりの同窓会が開かれ、18人が集まった。幹事を引き受けたのは、池田市に住む木戸俊彦さん。インターネットを駆使し、時には実際にクラスメートの実家を訪問して連絡先を探し当てた。
 木戸さんらは1975年、五月丘小学校を卒業した。学校の周辺には公団住宅や官舎が建っていたが、現在はない。「生徒の多くが団地から通っていたため、連絡先を調べるのは困難だった」と木戸さん。3年前、卒業生の多くが進学する渋谷中学校で同窓会が開かれ、それを機に当時のクラスメートの3~4割の連絡先を手に入れることができた。「それで弾みがついた」という木戸さんは、卒業アルバムに記載された住所の中で一戸建ての家を中心に“家庭訪問”し、引っ越している場合は近所の人に聞いて連絡先を確保した。残りは地道に氏名をネット検索し、同窓会開催にこぎつけた。
 当時の担任で、現在は愛知に住む石川公子さんは「まるで木戸探偵やね」と笑顔で教え子を抱きしめた。(早川方子)
=地域密着新聞「マチゴト豊中・池田」第45号(2012年11月8日)

更新日時 2012/11/06


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