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桜塚高校で地元起業家が特別授業

豊能町で納豆の製造販売をしている山口食品の山口宗太郎さんは1年6組で授業を行った

 豊中市中桜塚4、桜塚高校で10月25日と11月1日の2日に渡り、地域密着型の事業を行っている若手経営者が「起業による地域貢献とビジネス」をテーマに特別授業をした。これは1年生全員を対象としたキャリア教育の一環で、「実際に地域で働いている人の体験を聞くことで、今後の学習や進路選択について考えるきっかけにしてほしい」という桜塚高校と、地域の次世代の起業家の支援に力を入れている豊中商工会議所の思いが一致して実現した。
 講師は豊中商工会議所から派遣された9人。産地直送野菜の卸小売事業を行う河村賢造さん、サバ寿司の製造卸小売事業者の右田高有佑(こうすけ)さんら9人が1クラスごとの講師となって授業を行った。
 1年8組で、飲食チェーン経営の藤田成敏さんから事業の内容や起業に至った経緯を聞いた下地怜君は「人材採用の話が1番おもしろかった」と興味を示した。担任の田上浩教諭は「独立しながら地域とつながっている人たちの話は、生徒が将来、会社員や公務員になっても役立つはず」と話している。

(早川方子)

更新日時 2012/11/08


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