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子どもと楽しみたい絵本 てくてく編⑮

「この世界いっぱい」文:リズ・ガートン・スキャンロン 絵:マーラ・フレイジー 訳:長田弘(ブロンズ新社)

【この世界いっぱい】
 夏休みの最後、姫路城の近くにある美術館へ絵本原画展に出かけました。まだ、真夏日の暑い日でしたが、2時間冷房の効いた美術館の中にいたせいか、からりと暑い外気に心地良さを感じました(我が家はクーラーを使わないので、冷房の涼しさは苦手なのです)。そして、お城の外堀の公園に出て、見上げたら青い、大きな空! 思わず、声に出して「わあ!広い空~」って叫んだら、この作品の表紙が思い浮かびました。見上げたそこは青い空だけが広がっていたのです。我が家の窓からも、引っ越しした当初は、大きな空が見えていました。しかし、マンションが林立しだしたら(我が家もその中の1つではありますが)、空を見上げることが少なくなっていた気がしました。帰宅後、この詩の絵本を引っ張り出して読みました。色々な風景、場面、季節が画面いっぱいに、迫力ある筆致で描かれていて、読み終わったら、やはり空を見上げてみたい作品でした。(絵本を楽しむ会・M)

更新日時 2012/10/10


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