子どもと楽しみたい絵本 よちよち編(21)
【おにぎり】文:平山英三 絵:平山和子(福音館書店)
この作品は、ほかほかのおにぎりができるまでを、丹念に描いてあります。湯気まで見えそうなおにぎりが、最後のほうに登場します。思わず、ごくんと唾を飲んでしまいそう。さて、我が家のメタボが気になる長男は生まれた時から、食の細い子でした。母乳も、ミルクもほんの少ししか飲みません。当然のことながら、体重は増えません。幼稚園に通っていたころも、この作品のような大きなおにぎりなんて、とても食べられません。長男のおにぎりは、私の両手の親指、人差し指だけで握りました。直径8ミリ、長さ1センチ足らずのおにぎり。ノリもハサミで切って、ピンセットで巻く位の大きさです。そんなおにぎりを10個食べるのがやっと。小学1年生の時の体重は15キロ。3歳くらいの体重でした。先日、15年ぶりに幼稚園の担任の先生にお会いしました。先生は、長男を一目見て、一言「心配することなかったですね!」と。思わず苦笑いです。(絵本を楽しむ会・M)
更新日時 2012/06/14