子どもと楽しみたい絵本 てくてく編①
【ベンジーのもうふ】マイラ・ベリー・ブラウン 絵:ドロシー・マリノ 訳:まさきるりこ(あすなろ書房)
ベンジーは赤ちゃんの時から使っていた毛布を、どこへ行く時も放せません。あちらこちらに持って行くので、ぼろ布のようです。お父さんやお兄さん、友達のトルーディーは「もう、捨ててしまいなさい」と言います。でも、ベンジーは「まあ~だ」と言い張ります。いつどんなきっかけでベンジーは大好きな毛布を手放せるのでしょうか?私の弟もベンジーと同じで、大好きな肌掛け布団をぼろ布になるまで持ち続けていました。我が子は2人目まではそんなことは起こらずじまいでした。ところが、ここでまた、末っ子が登場です。といっても、好きな布団があるわけではなく、どんなお布団でも、角があれば良いのです。毎日、どこでも、どんな布団でも、角を指で触りながら、眠りにつくのです。我が家のシーツはみんな角なしの頃がありました。(絵本を楽しむ会・M)
◇マチゴトは、「子どもと楽しみたい絵本」として連載中のこれから読み聞かせを始めたい「よちよち編」に加え、少し慣れてきた「てくてく編」も本紙に毎号、紹介する。これまでの「てくてく編」はマチゴトウェブ(http://machigoto.jp/)で。(進藤郁美)
更新日時 2011/09/21