ちょっと味見を(2944) 鴻錦楼
神戸市・三宮の中華料理店巡り、今回鴻錦楼に入った。いつもとは、いきさつがちょっと違った。
阪神大震災の記念日の1月17日は毎年、発生時刻の午前5時46分は神戸市にいることにしている。毎日新聞の記者時代、被災地を取材させてもらった。それがきっかけで、毎年の恒例になった。
今年も長田区の地域の慰霊祭会場4カ所で手を合わせたあと、市役所横の東遊園地の慰霊会場へ回った。その間に偶然、毎日新聞の現役の後輩2人と合流することになった。2人とも仕事で来ているのではなかった。
1人は東京からで、震災の発生時は入社前だという。もう1人は若い記者を連れて来て、別れた直後に私に出会ったそうだ。28年経って、震災を忘れたくないOBと、知ろうとし、引き継いでいこうとすると後輩が、出会ったことがうれしかった。
そこで1杯飲もうと誘った。朝の8時過ぎ。開いている店を探して見つけたのが、鴻錦楼だった。いつのも中華料理店巡りはランチだが、今回は朝ご飯代わりとなった。
頼んだのは、ギョウザ、チンゲンサイ炒め、回鍋肉(ホイコーロー)など。寒かったので、飲み物は日本酒の熱燗(あつかん)。気持ち良い朝ごはんだった。(梶川伸)2023.01.19
更新日時 2023/01/19