ちょっと味見を(2392) 櫻正宗・協会一号酵母
友人から日本酒・櫻正宗(神戸市東灘区)をもらった。「名前がおもしろいから」と言うので、ラベルを見ると、「協会一号酵母」と書いてあった。
調べると、協会1号酵母が頒布されていたのは、大正5年から昭和10年(1916~35)のこと。「櫻正宗」の酒母から分離された酵母で、当時最も優れた酵母として全国に頒布されましたらしい。その酒を復活させたものだった。
冷やしてから口にすると、やや甘めの味と香りを口元で感じ、奥の方でしっかりとした味を感じる。本醸造なので飲みやすく、常温になってから飲むと、マイルドな口当たりになった。(梶川伸)2021.07.20
更新日時 2021/07/20